さてさて、続けていくといって1か月近く放置していたけど、思い出したかのようにはじめるQueenについての記事。
今回はQueenの曲の中でも少し特異な2曲(Queenは普通の曲はないというツッコミはなしで)「39’」と「Spread Your Wings」について語るぞ
39'
ギターのブライアン・メイの作曲のカントリー調。入りのコーラスが綺麗。実はこの曲、ブライアンがボーカルも担当している。消え入りそうな細くて優しいブライアンの声がこの曲にすごくあっていて好き。
Queenの曲は個性的な曲がたくさんあってどの曲もいいってなりがちだから、Queenファンとしては一番を選ぶのが難しいなって思うところもあるんだけど、この曲だけは自分の中で特別で一番好きだなっていうのが納得できちゃう。ただ、初めに書いたようにボーカルはフレディじゃないし、アコースティックギターを使ってるしで、いわゆるQueenサウンドからは外れた曲になるんだよね。だから、そんなこの曲が一番好きなのは本当にQueenファンなのか?と思わないでもないけど、ほんとQueenを聴き始めた当初から好きなのが変わらないから仕方ない。
この曲は1番で、移住の地を求めて志願した若者たちが旅立っていき、その地で物語として語られる。2番では、旅立った若者たちが帰ってくるとその地では長い長い年月が経っている。故郷に知っている人はおらず自分の孫(であろう子)に会う。という「ウラシマ効果」を書いた曲になっている。そっかーそうだった、って天文学者のDr.ブライアンを垣間見えるような歌詞の内容。
内容は寂しい感じでサビのところなんか「私の声が聞こえるかい?」と問い続けても返ってこず、哀愁を際立たせているけど、曲調とブライアンの声、サビの美しいコーラスが相まって悲しさを感じさせず良いなあと思うのです。
Spread Your Wings
お次は「Spread Your Wings / 永遠(トワ)の翼」
この邦題は良いなって思っているからわざわざ併記したよ。もし、「Keep Yourself Alive」とか「Now I'm Here」とかについて話すことがあってもダサいから絶対に併記しないんだからね!この曲はピアノのソロと力強いフレディのボーカルから入る。さっきの曲とは打って変わってこの曲はフレディのソロのみで構成されている。Queenのサビといえばほぼ確実にコーラスが存在するのにこの曲にはないところが特異なところ。その代わりにフレディの力強くドラマチックな歌声が堪能できる曲だと思う。
この曲はアメリカンドリームを夢見ているけど、うだつ上がらずバーでアルバイトをしている男を歌っている。フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーと華やかな印象のあるQueenメンバーの中では少し目立たなく印象の薄いジョン・ディーコン。まじめで寡黙な印象のジョン・ディーコンが書いたって考えると少し自己投影しているのかなとか邪推してしまいます。マイナス面を強調するようなことを勝手に書きまくったけど、知っていけばいくほどジョン・ディーコンって凄いQueenを支えて存在してたんだなぁって思うし、この曲の他にも「You're My Best Friend」とか「You And I」とか凄い人情味あふれる曲だなあとか、フレディ亡き後は音楽活動に消極的だったりする感性が普通な感じがして良いなあとか思うわけです。あんなに派手で型破りなメンバーの中にいて当たり前に普通な人がいることにどこか安心感すら感じるわけです。
今日の一枚
ふと、思い付きで今回から記事の最後に最近撮った写真を挙げてくことにした。やっぱ、撮ったから見せたびらかしたくなるの人というものです。そういうものなんです。
今回の写真は実家の近所によく出没するネコ。可愛いけど車のボンネットにわがもの顔で居座ったり、車で通ろうとしても逃げる気のない困ったやつらです。被写体にするとそんなこと分からないから困ったやつらだよ、まったく…