メガネ属性≠負け属性

アニメとか、ゲームとか、面白かったコンテンツについて言語化したい

沼の話

世に数多に存在する沼、沼、沼。世の中沼が多すぎる!
片足突っ込んでるのも、全身浸かってるのも、きみたちの中では違っても
遠くの人から見れば全部同じ!
えっ、足の先っぽしか触れてないって?そんなの見分けがつくか!あほ!
沼に浸かれば、オタク特有早口で、変な擬音を駆使して、一体全体なにを喋ってるやら
わけわからん。その沼、異界に繋がっているのかい?
最近観測したそんな沼についてちょろちょろ書こうと思いつつ、
キーボードをカタカタカタカタ叩きます。

特撮沼(平成ライダー)

「ダサいは夏の季語、動いたらカッコいいは秋の季語」
入沼料:0円~際限なし
好きな時間帯:日曜朝
嫌いなスポーツ:ゴルフ

人がライダー沼に嵌っているかどうかを見分けるのは簡単だ。
カードを親指、人差し指、中指の3本で持てば通りすがりの仮面ライダー
トランプは「カテゴリー8か面白い」。
ガラケーを持てば取り敢えず「555」もしくは「913」とダイヤル。
パスケースをタッチするとき頭の中にデンライナーの音が鳴り響く。
ライダー沼の住人はライダーになる妄想をしがちである。
まずい、まずい。沼だ沼。

 この沼の厄介なところは他のニチアサ沼と地続きになっているところにある。
戦隊シリーズが同じ特撮沼であるのはもちろん。この沼は実はプリキュアとも地続きである。
ちょっと早く起きたらたまたまプリキュアやってたから見た程度だったものが、いつの間にかプリキュアを見るのがメインで仮面ライダーがおまけになってしまうこともしばしば。
 ちなみに、2017年までの仮面ライダープリキュアの番組構成の方が、たまたま早く起きなくても惰性でテレビを点けているとプリキュアが始まるので、よりプリキュア沼に落ちやすかった。

オーディオ沼

オカルトと紙一重
入沼料:数万円~際限なし
夢:家にシアタールームを持つこと

スピーカは耳の高さ。
自分を結んで二等辺三角形になるように。
自分が聴く場所までキッチリカッチリ。
最高の音楽体験を手に入れるためにごちゃごちゃごちゃごちゃ考えます。
果ては音響を邪魔するのが自分だと気づき、誰もいない部屋の状態が完璧。
自分は最高の音響環境で鳴っている部屋を隣の部屋で想像して満足するのさ。
あぁ、沼、沼、沼。

 この沼は浅いところがない。エントリーが他と比べてやたら高い。
というのも、部屋全体のコーディネートを意味するからえげつない。
ドンシャリ系とか、低音が詰まって聞こえるとか、伸びのある高音とか、
まあまだわかる。
 スピーカーに繋ぐケーブルを変えたら音がまろやかになった。インシュレーターを木材にすると暖かみのある音になる。とかだんだんオカルトに近い領域に足を踏み入れる。
 とにもかくにもお金のかかる沼なので、どこかで妥協しながら沼を楽しんでる人種。

カメラ沼

「癖になってんだ…写真の構図を考えるの…」
入沼料:数万円~際限なし
好きなボケ:きれいな丸ボケ

カメラ本体、レンズ、フィルター、三脚、カメラバック…
凝り始めると周辺機器が多い奴。中でもレンズは深い沼。
写真を見たら、撮影機器を確認にしなきゃ気が済まない。
どこのメーカーのカメラ?どんなレンズ?絞りは?露出は上げてる?下げてる?
街中散歩をすればどのレンズで、どんな構図で撮るのか常に考える。
あぁ、沼、沼、沼。

 表面上は理解されやすい沼。レンズ沼がハマりやすいわりにバカ高い。
道行く人のカメラについているレンズを見てはよだれを垂らしている。
 鑑賞する人はそこまで気にしないのにボケの質について議論しがち。普通の人はボケが綺麗な丸ボケかレモン型になっているかなんて気にしない。レンズの解像度がどこまで良いかが気になっちゃうのがこの沼住人の性。
 深みにはまり始めると色とか光とか、光学系の勉強を強いられるのもこの沼の特徴。

クルマ沼

高いお金で不便を楽しむ
入沼料:数十万円~際限なし
クルマに対する特殊な美的感覚:エロいエロくない

AE86、R32、FD3SZ33...なにかと車種を型式で呼びがち。
素人にはなんのこっちゃですよ。
ハイトワゴン→いっぱい荷物積めて便利だよね、うんうん。(俺は買わないけど)
ミニバン→ファミリーカーとして優秀だよね、うんうん。(俺は買わないけど)
降りるのが大変でも、荷物が全然積めなくても、視界が悪くても、ワイド&ローなクルマが好き。ギアを落として回転数を上げながら坂を一気に駆け上ればアドレナリン、ドバドバ

 基本的に大衆車も偏見なく好きだけど、運転してて楽しいか楽しくないかがクルマ選びで一番重視するところ。便利かどうか、コスパの良さ、見切りの良さなんて二の次、三の次。
燃費に対する感覚が普通の人と違い過ぎ「リッター10走ればええやろ」
この沼の住人は、街中でちょっと珍しい車が走ってると物凄い勢いで首を回して凝視する。
 あえて、下のグレードを選んで自分好みにカスタマイズするのも楽しみ方の一つ。

万年筆沼

インクを飲ませるってえことは、書くときはインクを吐いてるのかい?
入沼料:1000円~際限なし
沼成分:万年筆本体、インク、紙

この沼の住人は字を書くためにペンを持つわけじゃない、ペンを持つために字を書く。
その万年筆はどんな書き味?ぬらぬら?すらすら?サリサリ?
一度味わった書き味をおててが忘れてくれない。あの万年筆が欲しいと、俺の左手が疼く…
↑ 指先は舌の次に感覚器官たくさんあるから仕方ないね!!

 本体はピンキリだが数千円でも十分デザインや実用性を備えたものが多い。
というか、筆記具なのだから実用性は言うまでもない。
しかし、実用性があることは沼の住人にとって幸か不幸か微妙な所である。
だってついつい買ってしまう言い訳が容易にできてしまうんですもの!
 インク沼もまたリーズナブル。1000~2500がだいたいの相場だ。定番のブルーブラックだって各社でちょっとずつ違うのに、カラフルな色インクが充実している昨今はもう手に負えない。そのうえご当地インクなんてものも存在する。これも使うことが大前提なので無駄にならない=買うハードルが低い。
インクボトルがおしゃれなのもまた収集欲をそそる。
 書く紙にすらこだわり始めたらもう全身沼に浸かってる。とは言うものの、万年筆インクはは基本水性なので質の悪い紙だとにじんだり、裏写りしちゃうので割と気になるところ。
高い紙だって一冊1000円もしないしね!…えっ高い?…うん、そうだよね…


※すべて個人の感想です

今日の一枚

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ちなみにぼくのくるまはJB74Wです