メガネ属性≠負け属性

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2021年アニメ感想まとめ 劇場版アニメ

今年は何といってもシン・エヴァの公開もありましたし、ガンダム2本にシドニア、ポンポさんや漁港の肉子ちゃんなどなど、6,7月あたりが特に良作が多かった印象です。

アーヤと魔女

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宮崎吾郎監督のジブリ作品。先んじてNHKで放送してたところもあって、テレビ画面でも楽しく観れるようなミニマルな作品に仕上がっていました。もちろん、スケール感が小さいからと言って面白くないかはまた別で、意地悪な魔女の家に引き取られたアーヤが自分の過ごしやすい環境を作り上げていくしたたかさは観ていて小気味よく、ジブリらしくなさが新鮮で面白かったです。

アイの歌声を聴かせて

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イヴの時間」の吉浦監督らしいAIをテーマにした作品。ミュージカルパートはどれも楽しいアニメーションになっていてとっても良かったです。あと、シオン以外のAIが今の技術レベルから地続きでつながっているのがギリギリ分かるくらいの発展の仕方だなって感じ取れて、物語全体に説得力が生まれていたように感じます。昨今のAIものに感じていた違和感がなく素直に観て良かったと思いました。
同時期に公開されたSAOもそうだけど、未来の科学技術に夢を抱いているのが映像の中から感じ取れる点も好きです。

映画大好きポンポさん

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ワイパーを使ったりドアを使ったり、シーンの切り替え、編集点が面白く、ストーリーも編集を軸にしたものにまとめられていて90分とは思えないほど濃密な内容でした。
ただ、4,5年前にpixivの方で無料で掲載されていたのが話題になっていて、その時自分も読みましたが、正直今回の映画は少し引っ掛かりを覚えるところがありました。パンフレットで監督が「マイノリティがマジョリティに一矢報いる作品です」と語っていて、確かにマイノリティが活躍する作品ではあるけど、”一矢報いる”作品ではないかなと解釈違いが起こっているのがわかってスッキリしましたが、それが理由で好きとは言えないなあという作品です。

EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション

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これを観るためにTV作品と映画を予習しました。
エウレカ、TV作品までは素直な作品だったのに、映画から突然変異みたいなことが起こって、紆余曲折したシリーズだったことを初めてしり衝撃を受けました。交響詩篇エウレカセブンみたいな作品を観たいと思うと当てが外れる感じではありますが、少し引いてみると迫力ある映像も相まって面白い作品でした。しかし、ハイエボを通しで見ると監督自身にもっと違うことを表現したいんじゃないかという欲が感じられて、エウレカというシリーズでやるにはちょっと無理があったんじゃないか...と思えてしまいます。

劇場編集版 かくしごと -ひめごとはなんですか-

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TVシリーズの総集編だけども、あのラストに向かってきれいにまとめ上げられているので単純に観やすくて一本の作品として十分満足できるものになっていました。

神在月のこども

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母親を亡くし、走ることにためらいを感じるようになった主人公が、母親の「韋駄天」としての役割を受け継ぎ出雲まで走るお話。喪失を乗り越えていく成長物語だとは思うけど、いろいろ足りなかった感。

ガールズ&パンツァー 最終章 第3話

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クソッ、富山の映画館のCMが長いことしか思い出せない...
そうか知波単に勝って、継続高校と戦うところまでか。
ガルパンは出来るだけ大きなスクリーンで立派な音響設備で観るに限るなと思いました。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

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各所でも言われていますが、やっぱりMSのスケール感がすごかったですね。結局はハサウェイはテロリストなんだけど、この映画の後で宇宙世紀作品を観ていて、テロリズムに走るしか選択肢が思いつかなかったハサウェイを考えると深く楽しめそうな作品だなと思っています。次回公開までに観返しておきたいです。

漁港の肉子ちゃん

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漁港に泊まっている船に住む肉子ちゃんとキクコの2人。キクコが作中で『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいるようにそういう、まとめるとそういうお話。肉子ちゃんの漫画みたいなキャラクター性とキクコのちょっと大人びた小学6年生というメインの2人キャラクターの塩梅が好きです。

銀魂 THE FINAL

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なんとなく銀魂観ていたくらいでもこれまでのあらすじがあるから大丈夫!だと思ったら、あらすじがパロディでふざけまくってて、えっ!?どこまでほんとのこと言っているの!?ってめちゃくちゃ困惑させられた。あとでWikiで確認したらだいたいあってるから、頭が痛い。銀魂ってそんなにちゃんと終わりまで物語進めていたんですね...まあそんなこんなで久々に銀魂観たけど、ノリが変わっていなくて安心した。そうそうこんな感じだったわ。

サイダーのように言葉が湧き上がる

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今年自分の中で一番ヒットした作品。雰囲気は違うけど『たまこラブストーリー』とか、こういうコンパクトな恋愛もの好きなんすねーって思わされました。でショッピングモールという舞台設定、俳句・タンギング・レコードという小道具の使い方が上手くてキレイにまとまった作品。いかにも昭和っぽい曲の「YAMAZAKURA」が流れてこんなに感動させられるとは思わなんだ。
wanwanfever.hatenablog.jp

映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ

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面白いんだけどなーさよなら私のクラマー。恩田希のボールさばきにはほんと華があって、劇場版効果もあってクオリティの高いアニメーションがそれを持ち上げていました。

シドニアの騎士 あいつむぐほし

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遂に完結しましたね。やはりシドニアみたいなスケールの映像はスクリーン映えするなあ。長道と海苔夫くんが二人で出撃するときにかかる『シドニア』、めちゃくちゃテンション上がりました。

劇場版 Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産

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ハサウェイの来場特典でもらったシリアルコードでⅠとⅡを観て、こちらも観てみてることにしたよ。なんかすげーわちゃわちゃしてた。
富野監督はこういう、戦時中のような善悪が入り混じった状況を作るのが上手いんだなとだんだんわかってきた。だからぱっと見ただけだと何が起きているのかわかりづらい。全部観終わったら、少し整理してまた観直しておきたいです。

JUNK HEAD

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非力なツルツル改造人間くんが、地価の魔窟を探検するストップモーションアニメーション。ジオラマ見るのが好きなので、ストップモーションの大規模な舞台装置見ていて飽きないです。EDクレジットで制作裏を早回しで流しているのも面白かったです。

劇場版 呪術廻戦 0

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乙骨くんの感情演技、これシンエヴァで観たやつだ!で楽しい。MAPPAの愚直なバトルアニメーションがシネスコの大画面で暴れまわってて気持ちが良かったですね。あとは何といっても、呪術廻戦は真希センパイですよ!今回の映画はたくさん活躍の場があって最高でした。

劇場版少女☆歌劇 レヴュースタァライト

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SNSで話題になってたのでつられたクマーしてきました。構成が意味不明すぎて衝撃的でした。自分の主張を押し付け合いがレビューという歌劇に消化することでこんなにワクワクするなんて。スクリーン全体から漏れしてくるエネルギーを浴びているだけで幸せになれる怪作でした。

シン・エヴァンゲリオン劇場版

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こんな駄文を清々しく精製できたのは望外の喜びでした。
wanwanfever.hatenablog.jp

劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア

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SAOはキリトくんの思考回路がVR世界の住人過ぎて、アスナ視点の方が見やすいというのはあるけれど、プログレッシブめちゃくちゃ面白かったです。アインクラッドがとってもキレイになっていて、あの世界に行ってみたいと思わされる映像になっていました。それと、キリトとアスナの初期のころを改めて見られるのも面白いところですね。
wanwanfever.hatenablog.jp

Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-

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たまにはこう、ソシャゲやってないと楽しめない作品にあたるときというのはある。自己初回パートは誰かが誰かを面白かった覚えがあるけど、本筋はパッとしなくてちょっと辛かったです。

映画 トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!

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プリンセスを目指すローラが似たような境遇のシャロンと友達になるシーンは真夏と一緒にいるときとは違うローラの一面が見れて新鮮でした。そういった点ではこの作品が良かったと思います。また、トロプリもハトプリもマスコットキャラ達のギャグ時空が好きなのでそういった面も楽しめました。

劇場版 BanG Dream! Episode of Roselia

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バンドリはストーリー向きのバンドとそうでないバンドがあるんだなーって思わされた今作。華であるバンドパートはRoseliaらしく見ごたえがあったけど、ストーリーはなんかこうそれぞれが勝手に思い詰め始めて観てるのがしんどくなるぜ!って感じでしたね。本日から公開されている『ぽっぴんどりーむ!』楽しみにしています。

BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage

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FILM LIVEは1stの時も十分に楽しめたので2nd Stageも期待しかなかったけど、特にステージの演出面の進化には期待を軽々と越えてきて架空のLiveに参加しているという没入感がグッと上がっていました。特に、バンド間の移り変わりもスムーズにして時間がリニアに流れているような構成にしたのも非常に良かったと思います。

映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!

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Yes!プリキュア5勢が裏方でもう一度副音声で観てねという形になっていたのは、今どきの新しい手法を取り入れてて面白いなとは思ったけど、2回観たい!と思うほど今回の映画は面白くなかったよ。

劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal 前後編

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設定の話をひたすら垂れ流して観ているのが少ししんどくなる作品でした。窮地に陥っても運命の力などで何とかなってしまい、全編通して盛り上がりに欠け薄味な内容だったという記憶しかないです。

フラ・フラダンス

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後述の『岬のマヨイガ』と同じく震災の「ずっとおうえんプロジェクト 2011+10」の作品。いわきのハワイアンズを舞台としたお仕事アニメですが、10年の時間の流れと土地の記憶が映像の中から感じ取れて、プロジェクトにふさわしい作品が出来上がっていたように思います。また、物語としては派手さはないものの、新社会人としての足元のおぼつかない中で何とか目の前の出来事に対処していく感じがあって嫌いじゃないです。

プリンセス・プリンシパル Crown Handler 1章・2章

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1章はチェスシーンは見どころでした。盤の上で互いに腹の探り合いを行う舌戦は緊張感がありました。2章はアクションの派手さは健在でしたが、本格的な物語を始める前の舞台整理という感じがあって、単体としてみると物足りなさがありましたが、これからどう展開されていくのか次第といったところかなと思いました。

岬のマヨイガ

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80歳のおばあちゃん・キワに拾われた、ゆりえと萌花が岬に建てられた家で暮らす、疑似家族の形成が核をなす物語でした。3人とも血のつながりはなくイチから生活を始めていくという設定は好みではあったのですが、妖怪要素が作品のノイズでなんだかいい話風にされても入り込めなかったなあという感想です。

竜とそばかすの姫

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引っ掛かった部分を上げればいくらでも出てくるけど、『未来のミライ』の後の細田作品としてみると思っていたよりも数十倍楽しく観れたなと。まあ、本作も倫理観の危うさが足を引っ張りすぎてチャラにはできませんが。

リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様

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テニミュの世界を逆輸入?的に映像にした本作。2021年はミュージカルとか歌で物語をドライブさせる作品が多くありましたが、それぞれその手つきに違いがありました。この作品も出自の特殊性から異彩を放っていたように感じます。なんといっても、テニスをしていない他の部員が試合の後景で楽しく踊っているという絵面のインパクトが面白すぎました。

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