メガネ属性≠負け属性

アニメとか、ゲームとか、面白かったコンテンツについて言語化したい

2022年観たアニメ映画感想

例年通りの棚卸記事

BanG Dream! ぽっぴん'どりーむ!

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:勧めてもいい
夏の思い出の一幕としていい映画。ライブ前夜祭のアコースティック2曲が素敵。幅広いシチュエーションに合わせられるPoppin'Partyの主人公力。ポピパの魅力は十二分に伝わる作品。

鹿の王 ユナと約束の旅

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めるほどでもない
作画はいい。架空の民族の風土が良く映像に表れている。けど決定的に面白くない...

地球外少年少女 前編/後編

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:人を選ぶが勧めたい
地元だと上映されてないからネトフリで視聴したけど、出てくるガジェットのワクワク感は今年イチ。Outer Wildsクリア直後だったから、それも相まって楽しい視聴体験だったなあ。

グッバイ、ドン・グリーズ!

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:勧めてもいいが人を選ぶ
よりもいのいしづかあつこ監督作。2度目で面白さをようやく飲み下すことができたなあと言う感じ、でもよりもいの方が好き。色彩設計はすこし実写映画を意識したような、ティールオレンジ風味があってスクリーンで観た方がいい作品だけど、劇場映えするか言われるとまた違うところを狙っていた印象。青の中にある赤のアクセントが光る作品だった。

劇場版 DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く- I still hear the sound of your piano

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めてもいいが人を選ぶ
同名のスマホ音ゲー原作の作品。幻想的な世界観が魅力的な作品。海外アニメっぽいアーティスティックな作品になっていて、観る価値はあった。

映画 ドラえもん -のび太の宇宙小戦争 2021-

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めてもいい
タイトルからも分かる通り、当初は2021年に公開されるはずだった作品。3月4日に上映されたんだけど、1年延期したために「戦争」というワードのヒリつきかたは全然違ったものになってしまった。一貫してただの一般人の完成で巻き込まれるスネオが、観ていて共感できる。そういう役回りがちゃんといて良かった。

仮面ライダーオーズ10th 復活のコアメダル

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めるほどじゃない
最終回の再演は熱いものがあったがそれでいいのか??とは思う。ただ、またオーズのメンツに会えたという点では間違いなく価値がある作品なので、嫌いにはなれないそんな作品。

ブルーサーマル

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めるほどじゃない
漫画原作の総集編みたいな勢いでババッバっと物語が進んで、主人公の環はトントン拍子で成功していく。胸がすくような青々とした空と競技シーンは良かったけど、物語の構成はイマイチ。

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:勧めていもいいが人を選ぶ
去年のダークホースTVアニメがまさかの映画化。TVアニメを基に再編集して1本の映画に仕上げた作品。焼き回しではあるけど、やはり元のアニメが面白いので、しっかり繋げていくだけでも面白い。あっという間の2時間だった。

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM -前編-/-後編-

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:人を選ぶが勧めたい
生存戦略ー!」からの『Rock Over Japan』が好きなんすよね。前編は4/29、後編は7/22に公開された。
TV放映当時、学生だった時分より社会のことが分かったので、作品の理解度が上がったのはちゃんと自分が成長した証であって嬉しいことなんだけど、取り巻く社会は10年前からあまり良くなっていないという現実が辛い。むしろ、この2022年に上映されたことで現実の事件と変に接続してしまったことも奇妙な運命を感じる。ただ、この2022年にRE:cycle of the PENGUINDRUMという、現実の出来事を痛烈に風刺した作品がもう一度世間の目に触れたという事実は覚えておきたい。

バブル

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めるほどじゃない
座組はいいけど、面白くないやつ。何だろうな、この空回り感。今どきカメラぐわんぐわん動いて、パルクールしてるすごいっ!ってなるだろうか。多分CMとかPVのほうがそういう映像ウケそう。

シン・ウルトラマン

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:勧めてもいい

善は急げ。私の好きな言葉です

みんなメフィラス星人を好きになって帰ってくる映画。山本耕史の絶妙な異星人感良かった。

映画 五等分の花嫁

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めてもいい
原作ラスト部分を映像化した本作、TVアニメが作画がイマイチで微妙だったんだけど、劇場版は良かった。原作の展開そのままのはずなんだけど、映像で見せられる方が爽やかに感動できたなあという気持ち。

犬王

 もう一度観たいか:2度観た
 人に勧められるか:人を選ぶが勧めたい
ロックライブに言ったような感覚!面白かった!
友魚が都まで旅しているシーン、盲目の描写もアイディアに溢れていて、新鮮だった。必見。前半、中盤の今まで観たことないものを観ている!という興奮が強くて、後半の普通にすごい映像も失速気味に感じてしまうのはちょっと残念。

機動戦士ガンダムククルス・ドアンの島

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めるほどじゃない
今更、初代ガンダムの一エピソードをやらなくも良かったなと。ガンダムってIP、特に宇宙世紀シリーズ、扱いが難しいからもうそこ擦らなくて良いんじゃないか?

劇場版 からかい上手の高木さん

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:勧めてもいい
高木さんの魅力はTVシリーズで十分伝わった。ずっと続くと思っていた高木さんのからかいは一旦ここで終わってしまう。終わる気配を感じなかった作品が急に終わってしまうそういう感覚に包まれた。とはいえ、展開が急というわけではない。しっかりと完結編として描かれ、なんだかんだ変わらないだろうと思えた西方と高木さんの世界がほんの少しだけど、確実に、決定的に、動きがあった。そんな絶妙さが余韻として残って先のような感傷が生まれるそんな作品だった。

映画 ゆるキャン△

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:勧めたい
5人が社会に出て、最後に会ったのが1年以上前って現実的なトーンを見せつつも、なにか理由があれば集まれる、そういう柔らかい関係性が良い。ちくわ、年で死ぬんじゃないかとハラハラしちゃったけど、きらら作品だったから死ななくて良かった。ほんと良かった。大人になって変わった部分と変わらない部分が絶妙なバランスに脱帽。

映画 バクテン!!

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めてもいい
いい映画だったし感動した。TVシリーズを観た人は是非。3Dを駆使した新体操の競技シーンは映画になってまた一段パワーアップしていて、観る価値があった。

劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ Ⅳ -激闘に叫ぶ愛-

 もう一度観たいか:観返したい
 人に勧められるか:人を選ぶが勧めたい
アイーダさんの「私は、人間の女性として健康…!」はこの作品で一番好きなセリフ。そうだよね、健康であるかって相対化しないとどれだけ幸福なことか分からないよなって。そういう人間、誰しもある感覚を物語世界の中でふと想起させてくれる。そういうセリフが好き。こんな今回はそのシーンと、キア隊長への手向けとしてフルムーンシップ満艦飾で出港するシーンが好き。

劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ Ⅴ -死線を越えて-

 もう一度観たいか:観返したい
 人に勧められるか:人を選ぶが勧めたい
閃光のハサウェイの特典でⅠ・Ⅱが観れたから、Ⅲからスクリーンで観始めた。分かりやすくなったってみんな言うけど、いや難しいわ。でも観たものを何度も反芻しているうちに味が分かって面白くなっていくスルメ作品。途中からでも追いついて良かった。

ONE PIECE -FILM RED-

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:勧めてもいい
ONE PIECEはチョッパーが仲間になるくらいでマンガ脱落しているのですが、興収100億越えてしまったら観に行かないわけにいかないだろうと思って行った作品。天邪鬼なのでAdoの曲ちゃんと聞いたことなかったけど、すごいの一言。圧倒的な歌唱力の中に危ういバランス感が内包されていて、こんな歌手がいるんだ...って。この作品を象徴する「新時代」の他には、ロック調でサビのシャウトが痺れる「逆光」が好き。

ソニック・ザ・ムービー2 -ソニック VS ナックルズ-

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:勧めてもいい
1も面白かったけど、2も面白かった。やっぱりカリスマ的な悪役ドクター・ロボトニック、こいつが画面に出てくるだけで笑顔になれる。加えて、ひょうきんなソニックとナックルズの脳筋っぷりも加わって順当な続編として期待通りのものが楽しめた。

夏へのトンネル、さよならの出口

 もう一度観たいか:2度観た。BD欲しいかも
 人に勧められるか:人を選ぶが勧めたい
しっとりと映画的な雰囲気に浸れるこの作品が2022年に会ったことを覚えておきたいそんな作品。塔野カオルと花城あんずのふたりにしっかりとフォーカスを合わせてキレイにまとめ上げた物語と、計算された画面構成・カット割り、観た後の余韻が気持ちいい作品。あと、あんずの黒髪の作画にこだわりを感じた。

雨を告げる漂流団地

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めてもいいが人を選ぶ
この絶妙に人を選ぶ感じの作品だけど、大海原に浮かぶ団地の絵面が良かったので好き。なんか3回くらい同じようなことで喧嘩していて、モタるところはあるけど。

映画 デリシャスパーティ♡プリキュア -夢みる♡お子さまランチ!-

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めるほどじゃない
いくつものプリキュア映画を観ていますが、これは凡作です。でもテーマの扱い方、手つきは好きだよ。

四畳半タイムマシンブルース

 もう一度観たいか:また観たい、なんならBD買う
 人に勧められるか:人を選ぶが勧めたい
ワッと散らかした伏線を、手際よく回収していく。ほら見事な伏線回収でしょ。って言われても、もともとお前が撒いた伏線だからな、とつい小言を言いたくなるような、そんな気の置けない友人に会ったかのような作品。今年一番楽しかった作品。

君を愛したひとりの僕へ / 僕が愛したすべての君へ

 もう一度観たいか:一度観れば十分
 人に勧められるか:勧めるほどじゃないけど、語りあいたいので誰かに勧めたい
この作品を語る前にどっちの順番で観たか言いましょう。あいさつ代わりです。
私は「君愛」→「僕愛」の順番で観ました。2作観ることを強要するような野心的な企画の割に作画も怪しかったりする今年一番の問題作。アニメ観る層にウケなさそうな作品だなぁという第一印象を裏切らない。「君愛」は、そこそこ地頭のいい主人公がボロボロにやつれていく姿が面白かった。途中で出てくるメガネの子(和音)、めちゃいいじゃん!乗り換えようや!って思ったら「僕愛」正ヒロインでした。最高。この順番で観て正解だったぜ。

ぼくらのよあけ

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:勧めてもいい
ファーストコンタクト、AI、ジュブナイルが上手く混ざり合った作品。
悠真くん、ロボットが好きでオートボット欲しがっていたのに、いざ来てみたら母親代わりのお守りみたいな振る舞いしてて反発しちゃうところが、めんどくさい小学生~って感じで良かったです。今年は小中学くらいをメインにしたジュブナイル作品が多かったけど、どの作品も子どもにありきたりなピュアさを仮託しないで描いているところが良かったなあと思う。

ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ

 もう一度観たいか:観返したい
 人に勧められるか:勧めてもいい
川原礫作品はシリーズの初動が一番面白い、初速=最大瞬間風速なところあるので、星なき夜のアリアが面白くても、次はどうかな?ってな感じで観たけど、これが面白い。しっかりミトとの関係もしっかり積み上げて、ボスを攻略して、次回作への引きも作ってどこも上手くやってのけてくれた。特にボス攻略はスクリーンで観た時の音響が迫力あって緊張感のあるバトルが堪らなかった。

すずめの戸締まり

 もう一度観たいか:観返したい
 人に勧められるか:人を選ぶが勧めたい
「天気の子」で新海監督の物語を描くことへの誠実な姿勢に感服して、ただの信者になったので本作も好きです。初見の感想を記録しておきたいので初見後のツイートをしたに貼って置く。

映画 THE FIRST SLAM DUNK

 もう一度観たいか:スクリーンで観たい
 人に勧められるか:勧めたい
バスケの試合を観戦しているという臨場感が味わえる最高の映画。体験したなあ。勝つことは分かっているのにハラハラドキドキさせられるんだもん。もう一度体験したい。試合のシーンだけを抽出して鑑賞してみたいという欲が出てくるほど良かった。

かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-

 もう一度観たいか:機会があれば
 人に勧められるか:勧めてもいい
あの3期の最終回の大団円の後どうなるんだよ!と伝え聞く氷のかぐや編の原作の評判の悪さも相まって妙にハラハラしながら観たけど、これには満足。氷かぐやのめんどくささもアニメ表現でギャグ調に仕立て上げたのもこの制作陣のなせる業という感じもあり、これを観た後では、クソめんどくさいこの2人が、場の雰囲気に流されて素直にゴールインするわけないわな、このエピソードは必要だったとしか思えない。恋愛パートの甘酸っぱさを劇場の暗い中で観るのもオツなものでしたね。

かがみの孤城

 もう一度観たいか:観返したい
 人に勧められるか:人を選ぶが勧めたい
原作ぱわーもあるんだろうけど、いやあ、良かった...なんでこの作品、もっとお金を掛けられなかったんだ...そこだけが悔やまれる。先日観に行って今年ベスト級と言いましたが、そのくらい好き。
孤城、孤立無援な状態にいる子どもの気持ちをしっかりと汲み取ろうとする目線が映像から感じられたのが、この作品の優れているところ。一番好きなシーンはこころと母親が喜多嶋先生とフードコートで待ちあうシーン。こころがハンバーガー食べたいと言って自発的に家の外に出たいと言った、それは母親が自分の見方になってくれたという信頼、安堵感があるんですよね。何気なくですけど、それがしっかり感じられる。これもこころの気持ちをちゃんと追ってくれる映像に仕上がっているからだと思うんですよ。
スラムダンクとすずめの戸締まりが同時期に上映されているので目立たないけど、たくさんの人に観てほしい!!
多分原作買って読みます。

今日の一枚


特に下半期は傑作ぞろいでずっと映画楽しい!映画楽しい!って気分だった。
けど、地方に住んでいると観れない作品もあるわけで、「アンネ・フランクと旅する日記」「神々の山嶺」はスクリーンで観たかった...