メガネ属性≠負け属性

アニメとか、ゲームとか、面白かったコンテンツについて言語化したい

沼の話

世に数多に存在する沼、沼、沼。世の中沼が多すぎる!
片足突っ込んでるのも、全身浸かってるのも、きみたちの中では違っても
遠くの人から見れば全部同じ!
えっ、足の先っぽしか触れてないって?そんなの見分けがつくか!あほ!
沼に浸かれば、オタク特有早口で、変な擬音を駆使して、一体全体なにを喋ってるやら
わけわからん。その沼、異界に繋がっているのかい?
最近観測したそんな沼についてちょろちょろ書こうと思いつつ、
キーボードをカタカタカタカタ叩きます。

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空挺ドラゴンズ ー「食」で繋がる物語ー

先日、空挺ドラゴンズを観終わった。
シドニアの騎士で知られる「ポリゴン・ピクチュアズ」が手掛けるハイ・ファンタジー作品。空に生息する龍を捕獲して生活している「オロチ捕り」を描いた物語だ。
主人公たちが暮らす飛空艇「クィン・ザザ号」からの壮大なスペクタクルと
思わず唾液がたまってくるような食事シーンが魅力的だ。

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ラヴアール レビュー ーギャルゲーで写真を撮るインタラクティブ性ー

「推しが武道館に行ってくれたら死ぬ」は今期のダークホースであった。
握手会の会話が完全にギャルゲーだ!と気づきを得て
急にギャルゲーがしたくなったので「Love R kiss」というゲームを買った。
6人いるヒロインの内、3人まで攻略済みではあるが、
どの子のルートも非常に高い没入感があり楽しい。

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リズと青い鳥

中身の面白さとは別に、観るのにエネルギーが要る作品とそうでない作品があります。
鑑賞するのにエネルギーの要る作品のなかでもかなり上位にある「リズと青い鳥」について、
自分の感じた「息のつまるような緊張感」はどこから来るのか?ということに焦点を当てて探ってみました。

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氷菓ー「青春の痛み」とは何なのかー

現在、氷菓が再放送されている。
本放送時は2012年、大学一年の春であった。
米澤穂信作品の2回目の映像化の不安があった、制作会社京アニという事実に驚き期待を膨らませた、北海道の地上波で観れないと分かり焦り、BSが入ることを第一条件に部屋を必死に探した。すべて懐かしい。

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胸がきゅんきゅんするヒロインの資格(冴えカノヒロイン論)

ボーイ・ミーツ・ガールから始まり、ダブルヒロイン、ハーレムもの…1作品内にたくさんのヒロインを据えることで幅広いニーズに応えることができる。オタク業界において恋愛もののハーレム展開は作品自体の人気を獲得するための1つの戦略なのである。

しかし、多くの人気ヒロインを抱える作品でも、最後には一人のヒロインを選ばなくてはならない。ヒロインレースの勝者が決まってしまうと、
なぜか作品の人気が下がる。
更にけじめをつけるという名の敗戦処理描写が始まると、
なぜかアンチが増えるという不思議な現象が起こる。
もちろん人気が下がるのも負けヒロインのファンが逃げたからだし、アンチは応援していたヒロインの敗戦処理描写すべり台に不服を抱いたファンである。
この事態を避けるために、昨今のライトノベルではヒロインレースに発展する前に1巻でヒロインと付き合いを始めてから、サブヒロインを出すなどの展開で回避している。

つまり、
ライトノベルおいて正妻戦争は非常にデリケートで繊細な物語の人気に直結する最大最強の問題だということをなんだよ!!!

ということで
「冴えない彼女ヒロインの育て方」はライトノベルにとって最も重要なメインヒロインと言う役柄について、作者と読み手ともに納得できるメインヒロインを再定義を試みた作品である。

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