私はね、人の感情がどこから生まれるのか、つまり情動のメカニズムが知りたいんですよ。でも、残念ながら多分自分が生きている間に、神経生理学のアプローチで解明されることはないだろうなぁ
システム工学とか制御系ではよくブロック線図でシステムを表すことがあって、X(s)入力を伝達関数G(s)のシステムに入れると出てくる出力はY(s) = G(s)X(s)と表されるみたいなもので、ここではシステムの詳細はよくわからんブラックボックスだけど、入出力の関係から伝達関数さえわかればいいよね的な考え方がある。
で、情動が発生するメカニズムを1つのシステムとして捉えると、外界からの入力(例えばあるアニメをみたとか、本を読んだとか、誰かと何かして遊んだとかなんでもいいけど物語を受容するのが一番単純で都合が良い)、出力は発生した情動そのものになる。そういう風にとらえると入力と出力のデータをひたすら集めて分析すればシステムの伝達関数、つまり情動が発生するメカニズムが少しは分かってくるんじゃないかなーって思ってる。それで、アニメを観る場合は基本的に受け身だから単純なブロック線図で表されるけど、ゲームの場合はプレイヤーが逐次介在しながら物語が進むのでフィードバック制御のシステムに見立てることができて、それがゲームの面白さだと思っているわけですよ。
これは私がゲームをプレイしながら何を考えているかってところで、まずどういう入力が与えられたか、どういう出力だったか、またフィードバック制御がどう機能したかみたいなところが一番気にしながらやってるよって前置きをして起きたかった。
だからね、基本的に情動が発生するメカニズムが分かりたいが根底にあるので、ゲームでもアニメでも変わった入出力になる作品に出会えることを期待してるんですよ。
終映したけど、『アリスとテレスのまぼろし工場』の感想をいまさら書く
もう終映になってしまったけど感想の書き残します。
今になってようやく書く気力が起きたから書き残します。
2023年 アニメ感想まとめ 春アニメ
2023年春アニメ 感想まとめ記事
視聴本数は32本でした。自分史上一番視聴してたんじゃないか?ってくらいの本数だ...どおりで今期はアニメ観てたら土日終わるわけだ...この数を毎クール視聴するのは流石に無理してるので、ちょうどいいバランスで視聴しよう...
パラノマサイト FILE23 本所七不思議 -ADVゲームで描く物語体験とは?-
『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』(以下、『パラノマサイト』)とは、スクウェア・エニックスより2023年3月9日にリリースされたテキストADVゲーム。
舞台は昭和後期の墨田区。タイトルの「パラノマ」とは「超常的な」を意味するパラノーマルからとられており、同地区で古くから伝わる怪談”本所七不思議”にまつわる、ある”秘術”の噂と同時に巻き起こる連続怪事件の謎をめぐる物語だ。