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2023年 アニメ感想まとめ 春アニメ

2023年春アニメ 感想まとめ記事
視聴本数は32本でした。自分史上一番視聴してたんじゃないか?ってくらいの本数だ...どおりで今期はアニメ観てたら土日終わるわけだ...この数を毎クール視聴するのは流石に無理してるので、ちょうどいいバランスで視聴しよう...

アイドルマスター シンデレラガールズ U149

  • お気に入りエピソード:第4話 『羽が折れているのに飛んでいくもの、なに?』、第11話『大人と子供の違いって、なに?』

全編通してクオリティが高くて、アイドルの子たちの魅力が溢れていて非常に良かった。良かったんだけど、手放しに褒められるわけではなく、特に前半のプロデューサーの頼りなさは不安を覚えるものがあった。
例えば、第4話はバンジー前のカットが非常に良くて桃華のことが一気に好きになるほどに掴まされたエピソードではあるけど、プロデューサーは桃華に番組の思惑を隠して仕事をやらせていたりしてるんですよね。新米だから多少仕事ができないのは仕方ないけど、アイドルの心理的安全を守る立場にはいて欲しかった。というのが明確にこの作品の欠点だと思う。まあこの欠点も前半の一部なのでそこさえ飲み込んでしまえば本当にいい作品だったと思う。
ツイッターに書いたけど、11話でU149という子どもという枠に押し込めてラッピングするユニット名に不満を抱くプロデューサーの姿は、彼女たちの明るい未来を信じていてとても好感が持てる。最終回も彼女たちが階段を駆け上がるカットや、次のライブの話をしながら会話がフェードアウトしてEDに入って行ったり、ちゃんと彼女たちに未来があることを提示してくれて良い最終回でした。

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~

  • お気に入りエピソード:特になし

ミルパンセ観るぱんせ。
CGイラスト調の絵柄をそのままアニメーションとして動かすのには驚いた。
長文タイトルそのままのストーリーだけど、「俺、またなにかやっちゃいました?」をなんの衒いもなく割り切ってやっちゃうところを楽しむ作品。割り切りが思いきりいいので気を楽にして視聴できて良いね。現実と異世界を自由に行き来できるけど、2つの世界でただ主人公が同じように無双しているだけだから、2つ世界ある意味はあまりなかった。終盤になって現実世界のヒロインが異世界に行けるようになってようやく2つの世界の物語がクロスするところだったけど、その時には1クール終わっていたのでもう少し早くここまで物語を進めて欲しかった。

異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~

  • お気に入りエピソード:特になし

お姉ちゃんが強くて、主人公並。お姉ちゃんの強さのおかげで不正にギルドランク上がっちゃったせいで、弱いのをバレないようにしたい主人公が右往左往するお話。なんでか魔族の幹部もお姉ちゃんになるんだけど、意外とこのキルマリアがいたおかげで、タイトル出オチではなく最後まで癖のある作品になっていたようにも思う。

アリス・ギア・アイギス Expansion

  • お気に入りエピソード:第6話『下落合桃歌殺人事件 ~シタラ編~/下落合桃歌殺人事件 ~夜露編~』

まったく原作はプレイしたことないけど、大丈夫。最終回まで全く戦闘もないし、世界観を知らなくても十分楽しめるから。1話前半後半の2部構成のシチュエーションコメディスタイル。ほんとに事件も何も起こらないと言われるような日常系というジャンルが台頭する前はこういうアニメが今の日常系の位置に収まっていたんだけど、ほとんど見なくなっていたのがここ最近また「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」とか「うる星やつら」とかポツポツと見かけるようになってきて嬉しいです。

ウマ娘 プリティーダービー Road to the Top

  • お気に入りエピソード:第2話『栄光の舞台』第4話『想いはひとつ』

ナリタトップロードアドマイヤベガテイエムオペラオーが競ったクラシック戦線を描いた作品。この1話を観た後すぐにアドマイヤベガの育成シナリオを読んだので、アドマイヤベガへの理解が深まって良かったし、これから世紀末覇王として一時孤高の存在になるテイエムオペラオーがライバルと切磋琢磨している姿を見るだけでもこみ上げてくるものがあるんすよ...

江戸前エルフ

  • お気に入りエピソード:第9話『Time After Time』

お気に入りエピソードはエルダの部屋の荷物整理をしていたら古いビデオテープを見つけて、それを再生してみたら小糸の親が小糸くらいの歳のころの高耳神社の映像が映っていて...というあらすじ。この作品は基本日常物ではあるけど、長命のエルフであるエルダは江戸時代の事も実際に見てきた生き字引ネタとして消費されるのだけど、こういう直接的にエルダが生きてきたの長い長い時の流れを感じさせるエピソードが挿入される。しかし、この作品で白眉なのはここでエルダの視点を安易に描かないところにあると思う。あくまで軸足は小糸が生きる現在に置いたまま過去を語る。エルダは何代もの巫女と日常を過ごしてきたのだろうし、これから先もそうやって高耳神社の御神体として生きていく。置いていかれるエルダの気持ちは人の身では想像もできないことだから描かない。ただ、小糸が巫女をしている今を描くだけに注力する、そういう手つきは好きな作品。

【推しの子】

  • お気に入りエピソード:第1話【Mother and Children】第7話【バズ】

やはり1話の思い切ったプロモーションのかけ方が今期の中でも抜群に目立っていて、春クールの話題性No.1アニメだった。毒のある作品なので好き嫌いはあるものの、むしろ毒気はひとつの魅力になっているのでまあ、良く出来た作品だとは思うよ。原作がしょーもない展開だから、それが影響して素直に楽しめないところはあるけど...むにゃむにゃむにゃ...

おとなりに銀河

  • お気に入りエピソード:第1話『姫と修羅場』

ブコメ枠が多い今期の中ではアニメ的には見劣りするなあという気持ちはあるけれど、一番好きな作品ではある。ひとえに五色さんの性格が良かった。宇宙人という要素が目を引くところではあるけど、基本的には変則的な箱入り娘的なキャラクターで、久我さんたち一家との交流の中で様々なものに「素敵です!」と目を輝かせているのが非常に魅力的で作品の求心力を保っていたなあと。シーン単位で言えば1話、うっかり久我さんが五色さんの棘を触ってしまってからのセリフ回しには目を引いた。同じ日本語喋っているのに、全く違う言語形体で捲し上げられているようで、これまでちょっと変わった人だなくらいの印象から全然違う世界観の人だと感覚的に理解させられる感覚は中々味わったことのないもので驚かされた。

神無き世界のカミサマ活動

  • お気に入りエピソード:第5話『カケマクモカシコキ ミタマノオホミカミ ヨロズノモノ ツクリタマヒキハ ロクコンショウジョウニシテ アメツチノヨロズモノトドウタイナルガユヱニ カカルトヨアシハラミズホノクニニスマワセタマヘト マヲスコトノヨシヲ オホツチノ ミタマノミコト キコシメセトカシコミカシコミマヲス』、第6話「カケマクモカシコキ ミタマノオホミカミ トコヨノナホヒハ アマハラニアリテハ ヒノミクニツキノミクニホシノミクニ オホツチニアリテハ アヲヒトクサヲハジメ イキアルモイキナキモ ヨニアリトシアルモノノカギリ トコヨノオホカミ ミタマノミコト キコシメセトカシコミカシコミマヲス」、第7話『カケマクモカシコキ ミタマノオホミカミ モトツミココロノマニマニ ウムシイデ ウシハキマモリ サキハヘタマヘルミイサヲノ オホキヒサシキヒロキアツキ オホムウツクシミヲカゞフリテ コノウツシヨニ アラムカギリハ ヨロズノモトツヒトツカミノ ミタマノミコト キコシメセトカシコミカシコミマヲス』

今期一番のダークホース。
1話時点では宗教2世の話をギャグ調にして扱うから眉をひそめたけど、視聴を続けていくうちにギャグで軽くしているけど宗教被害の話は真面目っぽいぞ...?と分かってきたし、何よりギャグのバカバカしさが上手く回っていて、気づけば毎話楽しみになっていった作品。ダキニ編で信者数=戦闘力になっていたところから、ガイア編でその数字ひとつひとつに一人の人間がいるんだぞって提示してくる姿勢とか特に真面目さがあると思う。
OPは本編の使いまわしたり(毎回変わっているけど)、EDは妙に力の入ったドットアニメーションだったり(こっちも毎回変わっている)、OPEDは本編中で挿入歌のように流したり、クソコラ実写コンバインをいきなり登場させたり、やりたい放題で最高だった。色んなところで奇をてらった演出がされているけど、この作品はそういう作品って共通認識が早い段階で築き上げられているから楽しく視聴できる。1クールの間に2回も休止して、1.78原画とかいうクレジットもあったから十中八九落としたんだろうと分かるけど、内容がヤバすぎたから休止になった可能性はネタとして通用するからズルい。アニメ@wikiによると稲葉友紀監督はこれが初監督作品らしいので、今後の作品に期待ですね。

カワイスギクライシス

  • お気に入りエピソード:特になし

カワイイと腰が抜けるし、宇宙人はおかしくなる。リアクション芸ともいうような作風好みです。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2

  • お気に入りエピソード:第17話『大切なもの』、第18話『空っぽな私たち』、第20話『望みの果て』

セセリア懺悔室がでたり、ニカ姉たちの負け組部屋が作られたり、エアリアルやプロスペラがスレッタから離れていったあたりの話が好き。転げ落ちるように悪化していく世界情勢とそれでも回っていく学園の中の日常の対比がとてもいいと思います。ツイッターでも書いたけど、終盤の展開の一番の不満はプロスペラとスレッタの対話が不十分なところ。スレッタがパーメットの力を最大限に引き出したおかげでプロスペラはエリクトと会話ができて改心する流れではあるから、スレッタは相応の働きはしているけど、プロスペラの中で明確にエリクト>>>スレッタの図式は変わってないし、何よりもスレッタを傀儡として扱ってきたことに対する罪は?スレッタが変わらず母のことを好きだから許すの?スレッタの中ではそれで良くても、こっちの溜飲は下がらんよ。そもそも最終決戦もスレッタをキャリバーンにのせる大人たちなんなんだよって気分だし、結局スレッタが望んだからでスレッタを一番過酷なところに出しているんだよな。そうじゃなくないか?

君は放課後インソムニア

  • お気に入りエピソード:#05『飛び上がり星』#10『姉はん星』

全くと言っていいほどよそ見をせず終始、中見と曲の2人にカメラを向けて1クール13話を走り切る実直さと2人を照らす星空を鮮やかに切り取る心地よい作品だった。お気に入りエピソードは臨海学校で昼の喧騒と寝不足による中見の苛立ちを描いた前半と、夜に曲と抜け出して星空撮影をする2人だけの特別で静かな世界の対比が、これぞ青春と思わせる5話『飛び上がり星』と合宿の保護者として召喚された曲姉を軸に曲の姉妹の関係性を描く10話『姉はん星』。10話の姉妹の関係性は、好悪感情をも飲み込んで付き合い続けていかないといけない姉妹という血縁関係が、リアリティをもって描かれていて思わずユーフォ2期の黄前姉妹の関係を思い出した。短い登場時間だったけど、めちゃくちゃ好き。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編

  • お気に入りエピソード:第十話『恋柱・甘露寺蜜璃』第十一話『繋いだ絆 彼は誰時 朝ぼらけ』

鬼滅の刃はここまで来たら高品質なufoクオリティで行くしかねえんだろうなって感じではあるけど、正直第十一話でまだ大ヒットする前の1期の映像が流れた時、撮影処理を気張り過ぎていない丁度良さがあってこのくらいが良いなと感じた。それでも、今回のクライマックスシーンの草原は今のハイクオリティの良さが抜群に出ていたと感じる面もあるもの事実なんだよな...

この素晴らしい世界に爆焔を!

  • お気に入りエピソード:第5話『爆裂狂の誕生プレリュード

最初はカズマやアクアいない分、ギャグがすこし弱いなって感じではあったけど、最終回まで見るとめぐみんとゆんゆん、特にゆんゆんのキャラクターが立体的に描かれていたのが良かった。
このすば本編だとめぐみんと因縁があるキャラクターくらいではあったけど、紅魔の里、アルカンレティア、アクセルと周りの環境が変わることでゆんゆんの良い意味で一般的な感性をもっている人の良さがこのすば世界で貴重なものだと実感できる作品だと感じた。ツイッターでも書いたけど、やっぱり紅魔の里でのゆんゆんの浮きっぷりは描写としては辛いんだけど、ゆんゆんを描くうえで必要なものだと全部観終わった今なら分かるわ。ゆんゆんは人との関わり合いによって立体的になっていくキャラクターなんですよね。

地獄楽

  • お気に入りエピソード:特になし

正直、結末どうなるんだろ以外の興味はそこまでないですね。

事情を知らない転校生がグイグイくる。

  • お気に入りエピソード:第04話『おばあちゃんち』第11話『風神同盟と呪いの歌とクリスマス』

太陽くんの空気の読めなさ、というか無邪気さはフィクションだとしてもどうかと思うところではあるけど、西村さんが可愛らしいのでオッケーです。これはそういう作品。
お気に入りに挙げている11話は、知り合いのキスシーンを見た時の西村さんと太陽くんの反応、キスすること、キスという行為の生々しさに触れてしまった感じのウブさが良く出ていて、目を瞠るシーンになっていた。

スキップとローファー

  • お気に入りエピソード:Scene.1『ピカピカ』、Scene.3『フワフワ バチバチ』、Scene.6『シトシト チカチカ』

1話冒頭の黒沢ともよボイスだけで「これは好きな作品だ!」って予感がビシビシと伝わってくる役のハマり方がすごい。実際、原作を買うほどハマった。上手くは言えないけど、原作の雰囲気をそのままにアニメに落とし込んでる絵柄だけど、無理なく動かせるように落とし込まれているようにしてあって、それが当たり前みたいにやってのけているのが丁寧に作られていると感じさせる。
お気に入りエピソードはもうすでに書いたように冒頭からバシッと決めてきたScene.1、冒頭シーン以外にも新入生代表挨拶、原稿を忘れてもうろたえずに朗々とスピーチを読み上げていって、1話の中でも美津未というキャラクターに深みが感じられて、他のクラスメイトがどんな子たちか気になるし、美津未というキャラクターが屋台骨として立つこの作品自体にも一層の期待が高まった。他にも、個人的に一番好きなキャラクターの久留米誠の登場回Scene.3、結月との関係を知っているとここは外せない。この後の志摩くんとすれ違いを起こすScene.6、物語の心情に寄り添うような梅雨の季節のどんよりした雰囲気が印象的だった。まじで、この後の久留米誠と村重結月のエピソードはどっちも好きだから2期制作をなにとぞよろしくお願いします。

デッドマウント・デスプレイ

  • お気に入りエピソード:特になし

異世界から現代に転生するタイプの昨今では逆に新鮮な作品?いや『はたらく魔王さま!』とか現役に返り咲いたしそうでもないか。サイコパスヒロインが良い味を出してて楽しく視聴できた。四乃山家や警察組と役者も揃って、『厄ネタ』と呼ばれる存在が露わになって舞台が整ったところで1クール終わったので、2クール目でどうなるか楽しみに待ちたい。

天国大魔境

  • お気に入りエピソード:#08『それぞれの選択』、#10『壁の街』、#12『外の外』

原作ファンとしては「丁寧にアニメ化してくれてありがとうございます」と言うほかない。「それ町」もそうだけど、この作者のマンガは違った視点で何度も読み返したくなる工夫がたくさん仕込んでくる作風で、今回のアニメもそういった意味で、アニメ側のアプローチというものも気になっていたけど、期待以上だった。やっぱりそれが、顕著に感じられたのはミミヒメ関連のエピソードで、今回アニメ化された範囲はミミヒメが一番フィーチャーされていたんじゃないかと感じるほどよくできてた。アニメから入った人もおおよそ見当はついているだろうけど、こんなところで答え合わせも無粋だからあえてそこは触れないでおく。#12『外の外』でミミヒメが本物の空を見上げてひっくり返るシーンとか原作から好きなシーンだったんだよ。それと#10『壁の街』はジューゴを中心とした少し本編から独立したエピソードだけど、アニメ的にも少し画風を変えて見応えのある1話になっていたのは面白かった。基本的にはキルコとマルのロードムービーだから独立エピソードはこの後もたまに発生するけど、そのエピソードのメインキャラクターに合わせてアニメの作風も変化させたりできると面白いなあなんて、2期制作も決まっていないけど妄想したくなる。

でんでんの電脳電車

  • お気に入りエピソード:第3話『面接』

なぜ全部みたの?A.とくに理由はない。強いて言えば短いからね。たまーにこういう緩い感じの見たくならない?

Dr.STONE NEW WORLD(第3期)

  • お気に入りエピソード:特になし

これも完全に途中で終わったのであまり語ることはないけど、安定して面白いね。2期は司帝国との戦争だったから戦闘がメインだったけど、こっちの石化の真相を追い求めていく筋書きの方が好み。
視聴者目線だとカワイイ寄りの見た目をしているコハクだけど、カワイイ選抜に潜り込むことがギャグとして通用しているのはだいぶ面白かった。

トニカクカワイイ 第2期

  • お気に入りエピソード:#6『月影の下で』

1クールから引き続き甘々な夫婦生活を見せつけられるアニメ。今期一番の癒し。
メインの2人がカミカツと被っているのに温度差で風邪ひきそう。

BIRDIE WING -Golf Girls’ Story- Season2

  • お気に入りエピソード:#15『ただゴルフができるということがこれほどまでに幸福な理由』、#18『偽りとの決別』

今期No.1はお前だよ。
半年以上も空いた期間もなんのその、しっかりとBIRDIE WING の味を感じさせて始まって、強者の風格を漂わせていた灘南も圧倒して、最低6話くらいは使うだろうと思っていたダブルス選手権も3話くらいで終わらせるスピード感。トップギアに振り回される楽しさが終始感じられた。その後も、敷島零華やアイシャ・カンバッタなど個性的なキャラクターもすべては葵とイブの物語に収束していくまでのハードルにすぎず、最後の最後まで見応えたっぷりの作品でした。
こんなバチクソに面白い作品、これで終わらせるのは勿体ないのでもう少し広がりが欲しいぜ。例えばスピンオフで、灘南のエピソードとか、アイシャのエピソードとかみてみたいかも。
色々あるけど、やっぱりね「Venus Line」が強い。『BIRDIE WING』と言えば「Venus Line」だし、聴けば無条件で気分が上がるもんな。

僕の心のヤバイやつ

  • お気に入りエピソード:Karte9『僕は山田が嫌い』

今期は原作既読作品が多かったんだけど、原作を知っているからどうしても比較になってしまうところの良しあしは感じるところがあった。ジャンルはラブコメにくくられるけど、コメディ成分強めな1,2巻に比べて3巻以降からかなり恋愛要素が強くなってくる作品で、原作は絵柄の変化も伴ってどっちのテンションも面白く読めるんだけど、アニメは最初から3,4巻以降のテンションを意識しながら作られているから1,2巻あたりのエピソードとマッチしていなくてギャグが上滑りしてるのが見てて辛い。そこを抜けてしまえばだいぶマシにはなるけど、やっぱりマシ程度。というのも原作がデフォルメとか使って上手くコメディ部分をバランスしていたのに、このアニメをあまり気を使わずに恋愛成分を描写することに注力しているから、やっぱり原作よりは魅力が下がるなあって。

ポケットモンスター(新シリーズ)

  • お気に入りエピソード:特になし

サトシが引退した後どんな作品で勝負してくるんだろう?が気になって視聴をしてみたけど、内向的なキャラクターなのはふーんくらいに思っていたけど、すごい心の声が多くてちょっと面白い味付けだなってなって、気づいたら1クール分ずっと視聴してた。結構好きなのかも。
ポケモン本編シリーズは久しくやっていないけど、ポケモンってIPはすごいなって常々感じているから、こういう新しいチャレンジは見ておきたいと思ってる。

マイホームヒーロー

  • お気に入りエピソード:第5話『幸せ?』

1話をみてマイホームヒーローってそういうことかよ~~!!!の衝撃は良かった。張り詰めた緊張の糸が全く緩むことなく1クール駆け抜けたことに拍手を送りたい。実写でよくない?って言ってしまえばそうだけど、アニメでもたまにこういう作品があっても良い。個人的に好きなのは、第5話、第7話で殺した延人にも、罪を被せる恭一にも、親がいて鳥栖夫妻がやることが誰かの幸せを奪う行為であることを改めて突きつけてくるところ。その上で娘を守る決意を新たにすることで親の強さを見せつけてくる展開はゾクゾクした。視聴者目線では零花ちゃんがまだ反抗期の抜けきらない子どもなのも良かった。零花ちゃんが良い子だったら彼女を守ることに変な説得力が生まれてしまうので、視聴者目線で全く感情移入できないキャラ立てされていることでただ親だから彼女のことを守るんだというのが一途に描かれていたと思う。

マッシュル-MASHLE-

  • お気に入りエピソード:特になし

頭空っぽで見れて楽しかった。なんかあざが出た時点でこれハリーポッターのオマージュか?と思ったところで、デデーンとホグワーツっぽい学校出てきて笑った。ゆるゆるなギャグとジャンプっぽい展開が心地よい。続きも引き続き楽しみたい。

女神のカフェテラス

  • お気に入りエピソード:特になし

B級ちょいエロアニメ!2期制作!?ナンデ!?今期一番の謎。

山田くんとLv999の恋をする

  • お気に入りエピソード:Lv07『安心したいですか?』

見栄っ張りだし、酒癖悪いし、未成年を相手にくだを巻くし、1話時点の印象最悪過ぎて逆にここから入れる恋愛ルートがあるんですか...!?って思ったけど、ちゃんと付き合うところまで行った。すごい。
茜と山田くんの恋愛は演出でしっかり感情の機微を描写して、重たくなりすぎそうな話題をコメディ調でながしたり。ラブとコメディを上手にバランスして非常に見応えのある作品に仕上げてきた。OPEDの音ハメが気持ち良くて大好き。

六道の悪女たち

  • お気に入りエピソード:特になし

なんか無条件で悪女に惚れられる能力を手にした六道くんのハーレム物語。いや、悪女にしかモテないのは全然羨ましくないけど。自身は暴力が嫌いで悪女も苦手だけど、苦手ながらも惚れられた相手に対しては誠意をもって向き合う六道の漢気溢れる姿がカッコ良かった。

ワールドダイスター

  • お気に入りエピソード:第三場『初めての舞台』

演劇界の頂点『ワールドダイスター』になる夢を持ち、劇団「シリウス」に入団した高校生・ここなを中心に少女たちの成長の物語。夏のスマホゲーのリリースに合わせたプロモーションを兼ねたオリジナルアニメ作品で、あーなるほどこういうやつねーって感じではあるけども、ロトスコを使った演劇シーンやここなのセンスである静香という要素が新鮮で、これらの要素を活かしてどう魅せてくれるのかが気になって視聴していた作品。
演劇シーンは最初のうちはバストアップのカットもクソ真面目にロトスコ使うからちょっとくどいなって感じてたけど、後半になるにつれて見せ方が良くなっていって見応えのあるものになっていった。加えて、演劇シーンの声優演技はこれまた演劇っぽい観客に向かって声を張る出し方したうえで演劇のキャラクターの演技をするという中々凝った造りになってたのも面白かったし、主人公の鳳ここなの声優・石見舞菜香はこれまで同じようなキャラクターばっか演じてたから、『【推しの子】』も含めて、色んなバリエーションの演技を見られたのは良かった。静香の設定に関しては面白いんだけど、他の子のセンスと比べて明らかに異質なのに、そのセンスを使って何ができる?って解答はちょっと普通過ぎて持て余している感じはあった。1クール12話の中でここなと静香にスポットが当たってた割にそこはうーんって感じではあるけど、ここなの成長物語としてみるとまあ上手くまとまっていると感じる。
面白い要素を見せてきた割に活かしきれていない部分があって惜しいなという印象ではあるけど、またちょっと時間を置いて咀嚼してみると評価は変わるかもしれない。今のところの総評としては、オリジナルアニメのライブ感を楽しめたなという感じ。

私の百合はお仕事です!

  • お気に入りエピソード:シフト10『こわしてしまうのですか?』

今期のダークホース2つ目。インフィニットが企画に入ってるからそれなりに注目はしていたけど、1話の印象から右肩上がりで面白くなってきた作品。陽芽と矢野のエピソードが終わった後の、純加先輩と果乃子のエピソードの方が圧倒的に好みではある。てっきり果乃子の秘めた恋心を諦めさせて、純加先輩と仲良くなるもんだと思っていたから、果乃子の矢印は陽芽に向いたまま果乃子と姉妹になるとは思わなかった。お気に入りエピソードに挙げている10話で純加先輩がやりたいことを果乃子の恋を諦めさせるから、果乃子が悲しまないようにするという反転はおみごとだった。正直、自分の本当にやりたいことだって、思い込みでズレていることだってあるよなーと。
あとこれは、そういう趣味があるとかではないんですが10話で精神的に追い詰められた果乃子が陽芽に暴言吐いて泣き崩れるカットは嗜虐心をくすぐられる作画で印象的でした。

今日の一枚


春クールで撮った写真で春っぽくて一番好きな写真を挙げるよ。
これは地元の一番大きなチューリップ園で撮った写真。この他にもたくさんの色、たくさんの形状のチューリップが咲いてて、画面いっぱいチューリップの色に埋め尽くすのが楽しかった。