2023年 アニメ感想まとめ 秋アニメ

2月も中旬まで来てるのにようやく秋アニメの感想だよ。遅いったらないね。
いや豚レバも終わってなったからね。という言い訳をさせてください。

アイドルマスター ミリオンライブ！

• お気に入りエピソード：第3話『きらめく世界！私たちのシアター！』

アイマス、人数が多いから普通にTVシリーズのフォーマットでやろうとするとこういう感じのファンムービーにまとまるよね。U149がかなり踏み込んだ作品になってたから期待していたけど、あれは中々できないものだなと言うのを再確認させられた。

ウマ娘 プリティダービー Season 3

• お気に入りエピソード：第10話『お祭り』

このコンテンツで競走馬の老衰を描く。テーマは分かる。そのテーマを扱おうとした心意気は面白い。ただね、不良バ場、出遅れて勝つって強すぎるだろ、現実は老衰の気配があったのかも知れないけど、勝ち方が強すぎて説得力がないんだよなぁ。確かに史実がベースにあるのは分かるけど、史実を知っていないと飲み込めない描写になっているのはまた別の話だと思うんよ。
あと、キタサンブラックの陽の性格に対して、上げて落としてを繰り返す展バリエーションが単調でキツかった。

MFゴースト

• お気に入りエピソード：Turn07『4号車の男』

86カッコいい作品。春になったらまたパッパから借りて走らせたいな。
ヒロインは緒方さん。レース中の緒方さんとカナタの会話は、緒方さん目線で聞いてしまうんだけどカナタのセリフがイケメン過ぎて落ちてしまいそうになるね。特にTrun07で「緒方さんに今いるところよりもっと上の順位でのフィニッシュをプレゼントできると思います」のセリフが大好き。これには不覚にも目頭が熱くなってしまうよ。

オーバーテイク！

• お気に入りエピソード：

どこかで観たいリスト

カノジョも彼女 Season2

• お気に入りエピソード：第10話『カノジョの決意』

前半はミリカの暴走機関車ぶりが勢いあって面白く、沖縄旅行編からはギャグの勢いはキープしつつ、紫乃の気持ちの揺れ動きにフォーカスが当たって切なくなってくる。同クールに六股までしながらみんなを一番愛する無茶苦茶な男がいるから倫理観がバグッてくるんだけど、非常に良質なラブコメを見せてもらいました。

鴨乃橋ロンの禁断推理

• お気に入りエピソード：特になし

ディオメディアの画風と天野明のキャラデザが結構いいマッチになっていたんじゃないか？リボーン初期のギャグ路線の雰囲気を思い出させるような感じで。天野明の描く女性キャラは魅力的だなと再認識した。話はどこかで面白くなりそうって感じはあったけど、特に盛り上がりは無かったかな...

キボウノチカラ～オトナプリキュア'23～

• お気に入りエピソード：第9話『フタリノキズナ』

単純に今の自分の好みとズレが出ているだけなのかもだけど、なんか最近のプリキュアちょっと教育的に良い番組を志向するのに、気負いや空回りがあるなあと感じているんだけど、本編シリーズで感じるような気負いがこの作品でもでていた。大人向けにして理想と現実の狭間にある現実部分のリアリティを高くした分、落としどころをどうするか苦慮したのが伝わってきてしまうような。
社会の厳しさに揉まれても、前向きで理想論を語れるような彼女たちの強さに元気づけられるそんな物語が見た買ったと言うのは仮託しすぎですかね。

君のことが大大大大大好きな100人の彼女

• お気に入りエピソード：第8話『キスゾンビ♡パニック』第11話『この命にかえても』

彼女が増えて行く毎にギャグの引き出しが増えるから、回を増すごとに面白くなっていた作品だった。話数単位10選にも選んだ11話が特にお気に入りだけど、8話も好き。こういうドタバタラブコメディが観たかったんですよ。躊躇いなく彼女を増やしていくけど、愛城恋太郎がみんな等しく一番愛していると言い切るから、倫理観がくるっていても筋は通っていて好感が持てるのも良い。

攻略うぉんてっど！～異世界を救います！？～

• お気に入りエピソード：第1話『30歳の私に世界を救える？』

中国アニメではあるけど、日本アニメへ寄せる意欲が強すぎる。被写界深度を浅くした空気感を意識したゲームムービーのような映像で、ギャグテイストの物語が展開されるから、昨今の中国スマホゲーを日本アニメテイストに落とし込んだと言ったほうが近い感じはするかな。割とありそうでなかった、出自を含めてちょっと変わり種な作品だった。ここまで海外産の色がないと、それはそれで日本のアニメでいいじゃんとは感じる。

SHY

• お気に入りエピソード：第2話『ありったけの心で』第5話『灯をともせ』

ヒーローが認知された職業となった世界の物語。かなりどうやってヒーローに選ばれるのか？とかなぜヒーローという概念が生まれたのか？とか謎が多い世界観だけど、まずはひよっこヒーローのシャイを軸とした成長物語として地に足のついたところから徐々に広がっていく堅実な運びの展開に掴まされる。お気に入りに上げた5話は珍しく学園パートを中心に回すエピソードで、学園生活で感じたことをきっかけにしてシャイの能力を使いこなしに繋がるという、日曜朝にやっていそうなエピソードだけどそういう学園の日常からヒーローの戦いまで地続きに世界が構築されているのが好きな作品。

シャングリラ・フロンティア

• お気に入りエピソード：特になし

エムルが可愛いから継続して観ていられるところはある。

16bitセンセーション ANTHER LAYER

• お気に入りエピソード：Layer 08『エコー』

前半はコノハのミーハーな感じのオタクノリと演技が耳障りでノレなかったけども、アルコールソフトのみんなとエロゲを作って再起する中盤から、タイムスリップもののドライブ感とマモルくんとの恋愛模様が高まってきて、最後まで見て良かったなと思えるレベルまで挽回したのはちょっと予想外だった。語り口は鮮やかと言い難いけれど創作に対する情が伝わる作品だった。

SPY×FAMILY Season2

• お気に入りエピソード：MISSION:29『知恵の甘味/情報屋の恋愛大作戦Ⅱ』

今回のSeason2は豪華客船編までは、とくに大きな事件もなくて毒にも薬にもならない話がだらだらと続いていた印象があって、ちょっと弛緩した雰囲気が退屈だった。その中でもアーニャが子供だましの知恵を働かせるババ抜きは、アーニャのキャラクターが活きるエピソードで面白かった。豪華客船はまあ原作でも人気のエピソードを順当に映像化されて面白かったねって感じ。

葬送のフリーレン

• お気に入りエピソード：第14話『厄介事の匂い』

鳴り物入りの金曜ロードショー放送のわりには朴訥した語り口でそういう作風は個人的には好きではあるが、これほど人気を獲得しているのはちょっと分からない。質アニメな顔して、割と下世話なギャグのノリが強いから、少し受容しているものを言語化しようとすると困るところがあるなんか変な作品。
お気に入りエピソードの第14話はBパートのシュタルクとフェルンのダンスシーンは体重移動を感じる作画が見事で大好き。

ダークギャザリング

• お気に入りエピソード：第17話『受胎告知の家』

2クール連続作品は1クール終わりの時も書いていて、ここで感想を書く前に読みに行ったんだけど、そこで詠子のキャラがあんななのに怖さを感じないのはCVの力だわ～とか書いてあったんだけど、いややっぱりこの作品で一番怖いのは詠子だよ！って今は思っている。一番視聴者に近い立ち位置のキャラクターなのに、全く共感させてくれない性癖の持ち主だから霊現象とは違う質感の怖さを提供してくれる。ただ夜宵ちゃんと一緒にレッツゴーしているときはこの作品の数少ないほっこりポイントなので、この3人いい組み合わせだなと。今後の展開も気になるので続きが作られると良いな。

ティアムーン帝国物語～断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー～

• お気に入りエピソード：特になし

だいたいお気に入りエピソードが特になしの時はあんまりハマらなかった作品なことが多いんだけど、これは楽しく視聴していた作品。ミーアが断頭台行きの未来から逃れるために未来の記憶を頼りに行動していく物語だけど、自分ファーストなミーアの本質が変わらないさまが面白い。それを都合のいいように解釈していく周りのキャラクターまで含めてこの作品の面白さに昇華しているのは、この作品のユニークさになっている。

でこぼこ魔女の親子事情

• お気に入りエピソード：第7話『うん、これは焼き菓子だよ!?という事情/眠りのせいの不眠事情』

2023年冬アニメのダークホース『冰剣の魔術師が世界を統べる』のたかたまさひろ監督のデコボコギャグコメディ作品。人とエルフの寿命の違いがある親子関係だけど良い話風に着地させず、明るいコメディ色からはみ出さない作風が好み。中盤からだんだんフェニちゃんの扱いが上手くなっていってこなれ感も出てきて、毎週楽しく視聴してた。ウーマンコミュニケーションが公開された直後くらいに6話の『薔薇園のおしりあい事情』、7話『うん、こ（UNKO）れは焼き菓子だよ!?という事情』を放送してたのは、タイムリー過ぎて別の意味で面白かった。

デッドマウント・デスプレイ 第2クール

• お気に入りエピソード：#15『The Vampire－吸血鬼－』

惰性で1クール観てたところはあったけど、火吹き蟲やサバラモンドとの件は一旦の解決をみて一区切りついてまあまあアニメとしては丁度良い所まで進んだなって感じ。登場人物が多くて、少し間が空くと整理するのが難しくなるからこの先も気にならないわけではないけど、ここくらいでいいかな...

Dr.STONE NEW WORLD（第2クール）

• お気に入りエピソード：#13『メデューサの素顔』

安定のDr.STONE。
石化光線を自由に使える相手に初手から壊滅された前クールから引き続き、1クールほぼ丸々イバラとの対決が描かれた今期。石化装置とモズ、強大な武器を持つ相手に色んな方面から知恵を働かせてもなお波乱の戦いだった。最後は千空とイバラの一騎打ちになってつかむ勝利はカタルシスがあった。

ひきこまり吸血姫の悶々

• お気に入りエピソード：#12『黄金の世界』

ところどころ作画が怪しくなって不安になるアニメ。如何にもなラノベアニメはキャラクターの作画は安定して欲しいだろうに...
死んでも生き返ることができる設定はバリバリの戦争を何の呵責なくできるようにするためなんだろうけど、その割に禍根を残したりしている人もいれば、淡泊な人もいてどういうテンションでいれば良いのか難しく感じた。まだ自国だけの内戦してる内はまあいいかと思えたけど、他国、他種族の設定も出てきたあたりで、世界観が整理されていない印象を受けた。

豚のレバーは加熱しろ

• お気に入りエピソード：第11話『ご褒美はここぞというときに』

ちょっと不覚にも良かったなと思える作品でしたね。1，2話あたりの松岡くん劇場の時はこのアニメどうなんだ...？って思ってたけど、やけにきな臭いイェスマまわりの設定が徐々に話の根幹になってきたところからは面白くなってきた。ノットやブレースとも一時は一緒に旅をするけど最後の最後はまたジェスで二人きり王都にたどり着いて、ジェスともお別れをするという流れの終盤は、別離の哀愁がずっと漂っていてなんか観てて良かったなという気分になれる作品だった。

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた

• お気に入りエピソード：特になし

toi8の絵柄を上手くアニメーションに落とし込んだなという点は良く出来てた。娘がファザコン過ぎて父を前にすると幼児化するのはなんなんだ。ボーっと見る分にはいいけど、1クールで中途半端なところで終わった点も含めてイマイチパンチが足りなかった。

ポーション頼みで生き延びます！

• お気に入りエピソード：特になし

カオル殿の方が愛嬌のあるキャラデザしてるのに、ミツハ殿が可愛く見えるくらいだいぶな性格してる。一部でFUNAニメーションとか呼ばれてるのちょっと面白い。確かにここでしか味わえない独特の味がある。けど、人に勧めるにはアクが強いので勧められはしない。

ミギとダリ

• お気に入りエピソード：第1話『ミギとダリ』

シュールギャグかと思ったら、徐々にサスペンスになっていた変化球作品。
結末はキレイに着地して観て良かったと思えたけど、シュールギャグの作風の方が好き。サスペンスも面白いは面白いけどちょっと長かった、というかサスペンスにガッツリ傾くからバランスが悪かったかなと感じる。

私の推しは悪役令嬢。

• お気に入りエピソード：特になし

グイグイくる主人公にとまどうクレア様を愛でる作品。ぐいぐいくる割には自分の本心は押し殺すめんどくさ主人公。ここらへんのめんどくささには自覚的で、終盤の展開に繋がるのは中々面白い作品だったと思う。表層的なところなぞる作品に見えて、同性愛の描写は茶化さない妙な生真面目さある作品。そういう姿勢は感心するけど作品の面白さとは別レイヤーなのは歯がゆいところ。

今日の一枚