メガネ属性≠負け属性

アニメとか、ゲームとか、面白かったコンテンツについて言語化したい

2023年 アニメ感想まとめ 劇場版(アニメ以外もあるよ)

2023年観たアニメ映画は 30本+他実写とか特撮とか4本。
どれも粒ぞろいで面白かった。『君たちはどう生きるか』から『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』『窓ぎわのトットちゃん』と、戦争を取り扱った作品。しかも、それぞれが経験した戦争を語る作品になっていたのは、非常に興味深い年だった。
その他にも2023年は、第一回新潟アニメーション映画祭が開催されて、また違った映画体験できた。ここにはその感想は書かないけど、あの時に『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』を初めて鑑賞できたのは嬉しかった。暗いスクリーンの中で観ていると気持ち悪いくらい時間間隔が曖昧になってくる作品で、あぁこういう映画もあるんだなって素直な驚きがあって、その後も”ある状況”を描きだす映画を求めて映画館に足を運んだ。

蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE

ファフナーの舞台、竜宮島は「平和という文化を残すために作られた島」と語られる。この作品の本質を言い表した言葉だと思う。ファフナーはロボットアニメとして本編では戦闘がメインに描かれる。数多のロボットアニメと同じように少年少女は戦場に駆り出される、その先の平和を求めて。ファフナーが白眉なのは、みなが求める平和という概念が質感を持って描かれている点だ。この映画では、一度で戦場に駆り出された真壁一騎たちがファフナーから降りる選択をさせられる。ファフナーに乗ること、戦場に赴くことが自分の役割にさせられたのを、翻って、戦場以外の生活に依って立つ場所を作らせる。平和を守る役割をさせた後に、次は平和を作る担い手、先達から平和という文化を引き継ぐ物語だった。このエピソードが作られた時点でその後のストーリーも既に描かれているため、平和が破られることは分かっているが、それでもなお、その時その時に平和の形作る。そういう作品だった。

金の国 水の国

ふくよかな体系のヒロインはアニメだと珍しいけど、かっちりと可愛らしさが滲んでくる。サーラもだけど、ナランバヤルもアニメだと珍しい。そんな2人の優しさが溢れる作品で、恋愛ものとして非常に見ていて気持ちがいい。ろくでもない政治に巻き込まれた二人から始まる物語だけど、最終的な着地点は未来を見据えていて明るい結末だったから、映画館を出た時に暖かい気持ちになれて良い。

BLUE GIANT

映画館で見れて良かった作品。CGがショボいことが唯一の欠点。ジャズを知らなくても熱くなれるそんな熱量を持った作品。

劇場総集編『SSSS.DYNAZENON』

今回の総集編では、夢芽と蓬生の話を中心に構成されていて自分の好きなものが出されて観たいものが観れたなって感想。
ダイナゼノンは特にヒロイン・夢芽のミステリアスさを解氷させていく物語として好きな作品なんだけど、TVシリーズは要素が盛り盛りで1クールの中で描ける範囲で断片的に描いた群像劇で、断片的ゆえにまとまりに欠けると感じるのも分からなくはない。なので、見通しが良い総集編と群像劇の色が強いTVシリーズで違いがあって良い。

シン・仮面ライダー

特撮の中でも一番は仮面ライダーが好きなので最速上映で観に行ったのだけど、上映前のキャストトークで池松さんがまだ上手く咀嚼出来ていないって正直に言うもんだから、これから何を見せられるんだ...って謎の緊張感があったのをよく覚えている。
実際に見てみたら、出てきた怪人と戦うアクションシーンがたくさんある割にフィルム全体には内省的な色が強くて、不思議な鑑賞体験に観ている途中から楽しくなってきた。鑑賞直後は自分の面白い面白くないの評価軸では測れなくて困惑したけど、今ははっきりと好きな作品だって言える。内省的な本郷の表情にはしっかりと力を振るう者の覚悟とか孤独が描かれていたので。

グリッドマン ユニバース

これもたまたま時間が合ったので、最速上映で観れた作品。同じくキャストトークはあったけど、やっぱりアニメって集団作業というか、色んなセクションの集合だなって。声優トークよりも監督、プロデューサーあたりの話が聞きたいって気持ちになった。まあ、それは置いといてSSSSシリーズを包括する意味で良くまとめたなって作品だとは思うけど、なんだかファンの要請に応えて作られた作品という色が強かった。まあグリッドマンが借り物だから下手できないってのはあるけれど、中盤の文化祭の描写のような現実が曖昧になるような奇抜な描写を入れるならもう少し作家性がにじみ出た作品が観たかったってのが本音。

らくだい魔女 フウカと闇の魔女

児童文学原作らしいタッチのアニメーションできっちり劇場版にとまとまった佳作。ものすごい作画でなくても所々良さがある。TVシリーズもなくポッとこれを映画にしたのかはよく分からないプロダクト。

プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章

過去のツイート、感想を見直したらうおー!物語が一気に動き始めたぞー!って喜んでるんだけど、どんな感じで終わったっけ?結構ピンチになって終わってた気がする。確かにそう、ここからギア上げて面白くなるんだろうなって気分はあった。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

うん、楽しい作品だ。それは確か。任天堂のファンなので、Nintendo Directで結構この作品の情報は入ってきてたので、私としては任天堂の宮本が制作に関わっている、鳴り物の入りの作品という認識だった。任天堂のゲームって、テレビゲームというメディアを地平を開拓してきてたわけで、じゃあ映画でやるからには映画というメディアをフルに活用したものが観られるんじゃないかって思って観に行っって、確かにファンムービーとしての出来で悪くないとは思うけど、任天堂が関わった作品としては満足できない。

暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー

ソノイが桃井を助けるシーンの見栄えが酷すぎて笑った。ゲラゲラ笑ってたのにその後の始末が衝撃的でどうなるの?って効いてくるこの感じが非常にドンブラ的で好き。

雄獅少年/ライオン少年

キャラクターデザインが少し慣れない感じは中国アニメだなって。しかし、リアル寄りのCGアニメーションとして一見の価値がある。特に前半部の田舎でのストーリーはベッタベタで退屈なんだけど、最後の大会シーンだけでも観に行った甲斐があった。まず、CGのクオリティがすごい。舞台、空気感の作りこみが凄くて湿度を感じるような絵になっていて思わず実写か?って思ってしまう。加えて、多くの獅子舞が集う情報量、そしてパフォーマンスの躍動感に圧倒された。

岸部露伴 ルーヴルへ行く

元々のテレビ放映版は観ていなかったけど、映画化を機に視聴した。画面の隅まで神経が行き届いた映像がとても好き。映画も同じく画面レイアウトが凝っていて見ていて心地良い。加えてルーヴル美術館に岸部露伴が立っている特別感が映画らしくなっていて観れて良かった。

アムリタの饗宴/アラーニェの虫籠<リファイン版>

基本的に商業アニメーションって集団制作でようやく作られるものだから、描きたいことに対してどうしても制約なりが出てしまうものだと思うけど、こういうアート寄りの作品は一人の感性がグッと前面に出てきて商業アニメーションでは中々味わえない作品がたくさんある。やっぱり商業アニメーションの方がエンタメしているので観やすいのはあるけれど、一度観たら中々忘れられないものがある。この作品も、まあ2作同時で観たからもあるけれど、脳裏に強く刻まれる映像だった。廃アパートと虫のぞわぞわする映像が観たければ是非。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY

いやぁ、この記事書くまで鑑賞したの忘れてたね。ごめんなさい。なので、内容もよく覚えていないです。うーんSP版とかで良かったのではって感じの話だった気がする。

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない

TVシリーズの続編か、オリジナル作品かとか制作経緯やら宣伝の仕方とかで大体企画の規模感でお出しされるものを何となく想定して観る前から期待値が勝手に定まって観に行くんだけど、この作品は23年の中でも大きく期待を上回ってきた作品の一つ。まあ、そもそも原作者のファンなので、そもそもどういう話か分かっていたんだけど、それ故にここまで劇場作品としてのまとまりの良さ、相性の良さに気づけなかった。原作では「おでかけシスター」よりもこの後の「ランドセルガール」の方に感動したから、映画もあっちが本命だなーって思ってたんだけど、映像に合っていたのはこっちの方だったな。ちょっと予想外に良くてグッときた。

リバー、流れないでよ

23年のベストはどれかと言われたら、確実に候補に入ってくる作品。ヨーロッパ企画の映画で、たった2分間のループを繰り返す話。これだけ聞くとループ間隔が短くすぎて何ができるの?って感じだけど、それはもうたくさんのことをしてる発想の勝利。実写映画なのに私の初期位置はここです!とかそういうセリフが飛び交うおかしみ、どうせ2分だから今回は遊ぶかーとか緩さもあって飽きさせない。京都の奥まった地域にある旅館が舞台というのも良い。

君たちはどう生きるか

始めは中々内省的な落ち着いた話かなって思っていたら、様子が変わっていて冒険活劇になっていって、何を見せられているんだ...ってなって楽しかった。特にインコの群衆が出てきたあたりがひっ迫感ある割に絵面がちょっと間が抜けていて楽しい。行きて帰りしの物語で冒険活劇って軸は単純に観ていて満足感ある。

五等分の花嫁∞

アニメでオミットされた原作エピソードを連作の形で描くスピンオフ。時系列順になっているとはいえ、5つ子とフータローの距離感がその時点でどのくらいだったか掴めなくて混乱する。小作ではあったけど、終盤は四葉をなんで選んだのかがクリアになって案外良かった。

特別編 響け ユーフォニアム アンサンブルコンテスト

久々のユーフォの新作!黄前部長の前哨戦みたいな立ち位置のエピソード。普段、特別スポット当たらないパートもたくさん出てくるけど、あーあの演奏シーンでカッコいい子ね!みたいな感じでふんわり分かる感じは京アニがしっかり個々のキャラクターに設定つけて描いてきた積み重ねが実っている。ここで、一度おさらいをしてから4月の3期が待ち遠しい。

SAND LAND

小さいものから大きいものまでコミカルなキャラクター、デフォルメされた乗り物など鳥山ワールドの良さを体感できる作品。
鳥山明と言えばドラゴンボールのイメージが一番強いけど、アラレちゃんだってあるし、ドラクエのモンスターもやっていたなーなんて感じながら観た。ポケモンみたいな可愛さとはまた違った愛嬌があるデザインなんだよな。マンガ的でコミカルに動いている姿を見るのが心地良いそういうタイプ。それがCGで表現されていて観ていて楽しい、ワクワクする作品だった。

アリスとテレスのまぼろし工場

前に書いた感想は以下
wanwanfever.hatenablog.jp

時が止まった状況に、変化をしない町。初っ端は全容が全然見えなくてとっつきにくいなあと思ってたけど、むしろ誰にも全容なんて分からない、そういう状況に置かれてしまった人たちの生活を描いた作品なんだと解釈した。時も空間も閉ざされた状況で、どうすれば解決できるのか、そもそも解決する手段があるかもわからない中で、それを受け入れて過ごす人もいれば、変えたい思う人もいる。
正に始めに書いたような”ある状況”描く映画だったなって思う。まだま上手く咀嚼出来ている気はしないけど、語るには面白い作品だなと思います。

ところで最近、ghostpiaというゲームをプレイした。これが、閉ざされた中で死ぬこともできず永遠を生きる幽霊たち(ゲームの中のキャラクター達はそう呼ぶ)の話で、主人公と周りの人との友情のような関係性を描いていて、その中で生きることと死ぬことを哲学する話でもあり、まさに本作と同じ事してると思った。なので、『アリスとテレスのまぼろし工場』をプレイした人はこっちもプレイしてみると面白いと思うよ。

映画プリキュアオールスターズF

キュアスカイってやっぱりキマってるよなあって再認識させてくれた。本編の方はちょっとイマイチな時期だったけど、ひろプリはキャラクターの魅力はあるからこういうオールスターでは他のプリキュアと並んでも埋もれない良さがある。
一度プリキュアが敗北したところから始まる物語で、プリキュアって何だろうってのを見つめ直す話で合った。オールスターできちんとここを棚卸ししてくれるの好きなんですよね。

大雪海のカイナ ほしのけんじゃ

大雪海の中を旅をして世界の謎を解く!これこれこれ!これをTVシリーズで観たかったんだよなあ。どっちも劇場版でやるとちょっと急ぎ足な感じはあったけど、期待していたものが観れて満足しました。

北極百貨店のコンシェルジュさん

画面の中でたくさんのキャラクターが動いているシーンって賑やかで好き。この作品は百貨店のお客様がどのシーンもモブでたくさん動いていてそれだけで楽しい。デフォルメされたキャラクターがオーバー気味に動く姿も可愛らしくて良い。V.I.A、絶滅危惧種という人間の罪へのフックを掛けながら、誰かを喜んでくれることが嬉しいというコンシェルジュ精神を説く。優しさのある作品だった。

デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING

ラスエボよりはマシ。マシなだけで良くはない。ルイが過去に行って清算するシーンが良かった。
一気にパートナーデジモンが来たら混乱するからやめさせなきゃってのも君たちの勝手な言い分なんだよなあとしか。そりゃ混乱するでしょうけど、別に君たちの責任でもなくない?

ガールズアンドパンツァー 最終章 第4話

雪山を回転して下りながらの攻防、敵味方入り乱れててわけわからないけど、最高にアトラクションしてて楽しかった。

火の鳥 エデンの花

一人の女性の数奇な運命を描いた本作。元々の原作の力が強かったんだろうなって。
コムが横でキャンキャン言ってるの結構ノイジだなーって思った。

駒田蒸留所へようこそ

PAのお仕事アニメももう5作?だっけか。この作品では、仕事の適正なんて最初はだれでも無くて、仕事をこなしていくうちに仕事人になるんだって感じの手つきでそこが好き。自分も仕事をする事は好きじゃないので。

ゴジラ-1.0

追い詰められて、目が据わっていく神木くんの姿が楽しい映画。
神木君の「それで本当にゴジラを殺せるんですか!?」がめちゃ好きなんだ。

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

口コミでスマッシュヒット、ここまで広がるとは予想外だった。
哭倉村、龍賀の一族旺盛の裏側のえぐさ、人の業を描いた作品ではあるけど、日本の経済成長のうま味を吸っているお前たちも知らず知らずのうちにそういう事に加担しているだろって言われるシーンもあり、表層的なエンタメと両立して良く出来た作品だった。
序盤の電車シーンとかタバコの煙が充満しているところとか昭和の空気感があって良かった。

劇場版 ポールプリンセス!!

一部で大きな盛り上がりが発生している作品。確かに良かった。全然買う気のないパンフレットを買いに行っちゃうくらい良かった。ストーリーは平凡なんだけど、競技シーンが素晴らしい。ダブルスってどんなことやるのか想像も付かないな、ってところからお出しされるエルダンジュのダブルスに一発K.O.させられた。騎士役と姫役に分かれて関係性を表現する演目で、間にあるポールがまた表現に一役買ってて初手からレベルが高いんですよ。それとミオの演目も好きで、マーメイドの世界観を表現するために漫然と感じてたポールダンスの浮遊感を巧く取り入れられてて魅了された。特にこの2つの演目で3DCG+ポールダンスで何がしたいのか、『ポールプリンセス!!』のやりたいことが目に見える形としてはっきりして興奮しました。この映画でも十分すごいものを観たって気分になれるけど、まだまだこの表現の先はあるんじゃないかって思うから、もっとこのコンテンツは続いていって欲しい。

窓ぎわのトットちゃん

2回観に行った。2回目は2024/1/1 13:50~15:50の回。いや、これ2024年の年明けに書いているけど。参ったよ。2回目観なおして自分の中でこの映画って何を描いていたのか、考えようって思ってたのに、その後の地震でそれどころでなくなってしまって、また考えたことが、霧散してしまった。とてもつらい。

1回目からかなり時間を置いて観に行ったのは他の作品を見るのを優先したのもあるけど、『窓ぎわのトットちゃん』ってどういう映画だったか、ある程度見通しをつけてから鑑賞したかったから。で、今のところたどり着いた答えは、トモエ学園の過ごす時間の中でトットちゃんが認識できる世界の範囲を広げていく話がベースにあって、泰明ちゃんとか戦争に飲み込まれていく生活というレイヤーが折り重なって重層的な作品になっていると。
そういう解釈で2回目観に行ったわけだけど、結構この見立てで見通しが良くなったから良い線いってるんじゃないかなと感じた。
後は、ベースのトットちゃんの成長という形で言うと、思いあぐねてる部分はあって。それは、まあほとんど戦争のせいではあるけど、単純に成長したと感じる部分もあるけど、トットちゃんのこぼれ落ちてしまった魅力もあるような気もして、この部分をどう捉えるとシンプルだろうって考えてた。
というのも、この作品の序盤に小林先生とのお話のときに「君は本当はいい子なんだよ」というセリフがある。それに呼応して最後の小林先生との会話でも「君は本当にいい子だね」と割と最後のセリフは受け取りやすいけど、最初のほうのセリフって最後のセリフと呼応する形で見るとどういった意味合いか難しいなって思って、考えてみた。最初のお話、トットちゃんが”全部”話すシーンは、意図的にイマジナリーラインを切るカットで繋ぐ演出がされていて、例えば「パパはオーケストラのコンサートマスターだから泳ぎが得意なの!」みたいな感じで、因果があっていないちぐはぐな話に見える。でも、点と点が正しく繋がっていないだけで、周りのもの色んなものに興味を持っている。たくさん見て感じている。心が開かれている。これをお話の中から汲み取って小林先生は「本当はいい子」と言った。と、そう解釈すると、最後のお話のシーンの時点は以前は点と点だった物事が正しく繋がって世界を認識できるようになった。だから、ママのほつれ髪を直したり、お別れの挨拶で言葉の詰まった子のフォローをしたり、周りを気遣える良い子になった。と、そんな感じじゃないかな。なので、「トモエ学園の過ごす時間の中でトットちゃんが認識できる世界の範囲を広げていく話」というよりは、「世界の解像度を上げていく話」といったほうが正しいかもしれない。ただ、解像度というと堅いのでもうちょっと違った言い回しにしたいな。

劇場版「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・」

はめふら、TVシリーズは面白かったけど1期の時にフラグ回避成功してしまったから、もうカタリナのハーレムを観るしかないんですよね。それも2期でやったし、じゃあ劇場版で何をするのって毒にも薬にもならないストーリーを作るしかないのではって思ってたけど、まあそんな感じだった。

屋根裏のラジャー

観た後の感想でも書いたけど、ちょっと脚本がうーんって感じだった。図書館いったあたりから、色んな設定が開示されるけどイマジナリーが他の子どものところに行って遊びを手伝う、気に入られたらその子のイマジナリーになるって設定が結構グロテスクな設定だなって初見で感じてしまったのはある。ここに関しては、他の人の感想とか見てあぁーそういう解釈もありだなって思って一応は納得はしたけど、ラジャーが生み出された経緯をちゃんと説明してしまうのは、物語の普遍性が希釈されてしまったなと思う。そこまでで何となく家庭の事情は察せなくはないから、わざわざ明言しないくらいの塩梅で良かったんじゃない?って。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White

狙ったようにアーニャは下品担当だし、本編ではそこまで気にしてない”家族”ってキーワード多用するし、露骨にファミリー向け要素が多い!
アーニャのうんこ我慢シーンはあからさますぎるけど逆に分かりやすくて良いと思うし、家族っていうけど嫌らしくない程度で言及するのはバランスが良い。それでいて、最後は収まりが良くて本気でファミリー向けを志向して作ってきたなって良く分かる。

今日の一枚


2023年12月9日撮影 見附島
スキップとローファーの聖地巡りで、1か月前にいったんだよなあ能登半島
泊まった場所は輪島だし。夕飯に食べに入った焼肉屋美味しかったなあ。